[Belief and Technique for Modern Prose]
A list of thirty "essentials”
By Jack Kerouac
「現代散文のための信念と技法」
30の“主要素”リスト
ジャック・ケルアック著
1: Scribbled secret notebooks, and wild typewritten pages, for yr own joy
おめえ自身の喜びのために秘密のノートブックに無造作に書き連ね紙っぺらにハードボイルドにタイプしろ
2: Submissive to everything, open, listening
耳かっぽじって、オープンマインドで辺りにアンテナびんびん張り巡らしておけ
3: Try never get drunk outside yr own house
自宅以外で絶対に酔っぱらわないようにしとけ
4: Be in love with yr life
おまえさんの人生を溺愛しろや
5: Something that you feel will find its own form
おまえさんの感性に引っかかってきたそれはそれなりのフォルムを発展させるよ
6: Be crazy dumb saint of the mind
精神のとち狂ったお馬鹿な聖徒であれよ
7: Blow as deep as you want to blow
肚の奥底から思いっきり吹けや、ブロウしろや
8: Write what you want bottomless from bottom of the mind
底なし精神の底の方からかき回してきてまじで書きたいことを書けよ
9: The unspeakable visions of the individual
独立個人の言葉にならないあのヴィジョン
10: No time for poetry but exactly what is
ほら話刺の時間はないぜ、まさにそれっ話詩に時間をさけよ
11: Visionary tics shivering in the chest
あのヴィジョンは胸にぶるぶるぐらぐら響いてくらぁ
12: In tranced fixation dreaming upon object before you
トランス状態で対象物を夢想しながら凝視するんだ
13: Remove literary, grammatical and syntactical inhibition
言葉・文章についての文法だとか構成スタイルだとかの枠組みは取っ払え
14: Like Proust be an old teahead of time
時間軸はさ、長いこと葉っぱ吸ってるプルーストみたいかな
15: Telling the true story of the world in interior monolog
内面告白劇で世界の真実を語るべし
16: The jewel center of interest is the eye within the eye
一番大切な宝石は瞳の内部にある瞳なんだ
17: Write in recollection and amazement for yourself
自分自身を回想し驚きながら書け
18: Work from pithy middle eye out, swimming in language sea
かたっ苦しい要点は脇に置いておいてまずは言語の海を泳ぐんだ
19: Accept loss forever
永久的に失われた事柄はそれはそれで受け入れるしかないね
20: Believe in the holy contour of life
神聖なる人生の設計図を信じろ
21: Struggle to sketch the flow that already exists intact in mind
深層心理ではすでにでき上がっている流れをスケッチするのに全力を尽くせ
22: Don't think of words when you stop but to see picture better
筆が止まった時は言葉で考えるな、絵をうまく描写するんだ
23: Keep track of every day the date emblazoned in yr morning
朝起きたら日付をしっかりと確認してそしてその日一日を意識しろ
24: No fear or shame in the dignity of yr experience, language & knowledge
自分自身の経験や言葉や知識の価値に対して快く思わなかったりとか恥ずかしく思ったりとかするな
25: Write for the world to read and see yr exact pictures of it
世界中が読むように書くこと、そしてお前さんの描写を正確に見せること
26: Bookmovie is the movie in words, the visual American form
ブックムービーというのは言葉によって視覚に訴えるアメリカ流のムービーなんだぜ
27: In praise of Character in the Bleak inhuman Loneliness
冷酷不人情な孤独キャラだろうと称賛しとこうや
28: Composing wild, undisciplined, pure, coming in from under, crazier the better
調教前のあらあらしくピュアでふつふつと肚の奥からやってくるもっともっと途方もないものを書け
29: You're a Genius all the time
お前さんはいつでも常に天才なんだぜ
30: Writer-Director of Earthly movies Sponsored & Angeled in Heaven
天国にてスポンサーされ天使ズム化され脚本・監督された地球流の映画 みたいな
(Impression-Translation by Dice-K, 2007)
Reference:
Wikipedia Jack Kerouac English Page:
http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_kerouac
ケルアックの1つの方法論に触れることで、つまりこのリストが何らかの形で、詩人や作家やミュージシャンや発明家やさまざまなエリアにおいてクリエイティブな活動をしているソウルたちのインスピレーションのきっかけになれば良いと思います。アメリカ文学史に残る傑作を生み出した作家スピリットが残した偉大な功績に敬意を払うとともに、その後押しを支えにしてこの地において創造のルネッサンスの花を咲かせましょうよ。
乾杯!
Thanks.

Bubbly Liquid Homepage
Bubbly Liquid MySpace

A list of thirty "essentials”
By Jack Kerouac
「現代散文のための信念と技法」
30の“主要素”リスト
ジャック・ケルアック著
1: Scribbled secret notebooks, and wild typewritten pages, for yr own joy
おめえ自身の喜びのために秘密のノートブックに無造作に書き連ね紙っぺらにハードボイルドにタイプしろ
2: Submissive to everything, open, listening
耳かっぽじって、オープンマインドで辺りにアンテナびんびん張り巡らしておけ
3: Try never get drunk outside yr own house
自宅以外で絶対に酔っぱらわないようにしとけ
4: Be in love with yr life
おまえさんの人生を溺愛しろや
5: Something that you feel will find its own form
おまえさんの感性に引っかかってきたそれはそれなりのフォルムを発展させるよ
6: Be crazy dumb saint of the mind
精神のとち狂ったお馬鹿な聖徒であれよ
7: Blow as deep as you want to blow
肚の奥底から思いっきり吹けや、ブロウしろや
8: Write what you want bottomless from bottom of the mind
底なし精神の底の方からかき回してきてまじで書きたいことを書けよ
9: The unspeakable visions of the individual
独立個人の言葉にならないあのヴィジョン
10: No time for poetry but exactly what is
ほら話刺の時間はないぜ、まさにそれっ話詩に時間をさけよ
11: Visionary tics shivering in the chest
あのヴィジョンは胸にぶるぶるぐらぐら響いてくらぁ
12: In tranced fixation dreaming upon object before you
トランス状態で対象物を夢想しながら凝視するんだ
13: Remove literary, grammatical and syntactical inhibition
言葉・文章についての文法だとか構成スタイルだとかの枠組みは取っ払え
14: Like Proust be an old teahead of time
時間軸はさ、長いこと葉っぱ吸ってるプルーストみたいかな
15: Telling the true story of the world in interior monolog
内面告白劇で世界の真実を語るべし
16: The jewel center of interest is the eye within the eye
一番大切な宝石は瞳の内部にある瞳なんだ
17: Write in recollection and amazement for yourself
自分自身を回想し驚きながら書け
18: Work from pithy middle eye out, swimming in language sea
かたっ苦しい要点は脇に置いておいてまずは言語の海を泳ぐんだ
19: Accept loss forever
永久的に失われた事柄はそれはそれで受け入れるしかないね
20: Believe in the holy contour of life
神聖なる人生の設計図を信じろ
21: Struggle to sketch the flow that already exists intact in mind
深層心理ではすでにでき上がっている流れをスケッチするのに全力を尽くせ
22: Don't think of words when you stop but to see picture better
筆が止まった時は言葉で考えるな、絵をうまく描写するんだ
23: Keep track of every day the date emblazoned in yr morning
朝起きたら日付をしっかりと確認してそしてその日一日を意識しろ
24: No fear or shame in the dignity of yr experience, language & knowledge
自分自身の経験や言葉や知識の価値に対して快く思わなかったりとか恥ずかしく思ったりとかするな
25: Write for the world to read and see yr exact pictures of it
世界中が読むように書くこと、そしてお前さんの描写を正確に見せること
26: Bookmovie is the movie in words, the visual American form
ブックムービーというのは言葉によって視覚に訴えるアメリカ流のムービーなんだぜ
27: In praise of Character in the Bleak inhuman Loneliness
冷酷不人情な孤独キャラだろうと称賛しとこうや
28: Composing wild, undisciplined, pure, coming in from under, crazier the better
調教前のあらあらしくピュアでふつふつと肚の奥からやってくるもっともっと途方もないものを書け
29: You're a Genius all the time
お前さんはいつでも常に天才なんだぜ
30: Writer-Director of Earthly movies Sponsored & Angeled in Heaven
天国にてスポンサーされ天使ズム化され脚本・監督された地球流の映画 みたいな
(Impression-Translation by Dice-K, 2007)
Reference:
Wikipedia Jack Kerouac English Page:
http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_kerouac
ケルアックの1つの方法論に触れることで、つまりこのリストが何らかの形で、詩人や作家やミュージシャンや発明家やさまざまなエリアにおいてクリエイティブな活動をしているソウルたちのインスピレーションのきっかけになれば良いと思います。アメリカ文学史に残る傑作を生み出した作家スピリットが残した偉大な功績に敬意を払うとともに、その後押しを支えにしてこの地において創造のルネッサンスの花を咲かせましょうよ。
乾杯!
Thanks.

Bubbly Liquid Homepage
Bubbly Liquid MySpace

Love Kerouac!
ジャック・ケルアックの本を読むと、無性に行動を起こしたくなる。しかも今すぐに。光陰矢の如し。「のんびりとコーヒーすすりながら本なんて読んでいていいのか」と自問してしまう。心地よいカウチから腰をあげて、とにかく外へ出ろ。行き先はお前が行く所が行く先々になっていくんだから、前もってどこに行こうか検討する前にバックパックに最小限の荷物を詰め込んで旅に出るんだ。時間とカーチェイスするんだ。
「ケルアックの本には心を駆り立て、行動を起こさせる何かがある。それは世代を越えて今でも引き継がれている。」というような文章を最近読んだ本、ケルアック自身のインタビューや当時を回想する仲間たちのインタビューで構成されている「ケルアック」伝記に書いてあったような気がする。ケルアックの著書「路上」、「荒涼天使たち」、「孤独な旅人」、「地下街の人々」、「ビッグ・サー」に触れ、彼をより詳しく知りたいと思ったあなたは下のリンク先や自伝をチェックしてみてはいかがでしょうか。
さてウィキペデアの英語版のページには非常に興味深いリストが掲載されています。それは30の項目からなる「即興文の諸要点」といい、当時、アレン・ギンズバーグやビートの仲間たちから、「いったいどうやったら、まるで深層心理から来ているような流れる自由な即興文が書けるんだ、その方法を俺達にもまじ正確におしえてくれよ、ジャックさん。」というようなことをたびたび質問されたジャックは、革新的な南部の大学の機関誌「ブラック・マウンテン・レヴュー」に「即興文の諸要点」としてその方法論を30項目にして発表しました。ケルアックの論旨はありきたりな文章作法にスパイスを加えてオリジナルテイストを探求することだったと思うのですが、奔流のような「意識の流れ」めいた悪文を擁護するものというような批判的なレビューもあったようです。「ティファニーで朝食を」等で知られるアメリカ小説家 Truman Capote (トルーマン・カポーティ) はジャックのスタイルを「あんなもんはライティングじゃなくてタイピングだ」と揶揄しました。ジャックのモットーには“first-thought = best thought” (一番最初の考えが一番最高の考え) があったようですが、実際には出版契約に結びつけるために、即興で書かれた文章に何度も修正やアレンジが加えられていたようだという人もいます。そしてその文章構成スタイルの頂点を極めたのが「路上」であり、この本により「ビートの王様」「ヒッピーの父」等の称号を受け、アメリカ文学史に残る傑作として現在でも世界中で愛し読まれているのです。
"The only people for me are the mad ones, the ones who are mad to live, mad to talk, mad to be saved, desirous of everything at the same time, the ones who never yawn or say a commonplace thing, but burn, burn, burn, like fabulous yellow Roman candles exploding like spiders across the stars.."
― From Kerouac's famous novel "On The Road" which demonstrates his beautiful use of imagery in a beat style.
“俺にとっての唯一の仲間ってのはテンパって気狂いぎみなやつらなんだ、生きることに懸命で、話すことに懸命で、救われることに懸命で、すべてのことを一度に切望して、絶対にあくびしたりありきたりなこと言ったりしない連中のことなんだ、燃えて燃えて燃えまくってる、まっきっ黄色のちょーすげーローマンエンパイアのロウソクが星々中にクモの巣張り巡らした蜘蛛みたく爆発しちまってるやつらのことなんだ・・・”
― ケルアックの有名な小説「路上」からビートスタイルの美しい心像を示す一節
(Impression-Translation by Dice-K, 2007)
参照先:
-Wikipedia
Jack Kerouac English Page: http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_kerouac
-「ケルアック」 著者:バリー・ギフォード、ローレンス・リー
「Jack’s Book: An Oral Biography of Jack Kerouac」
by Barry Gifford and Lawrence Lee, 1994
本の帯にはこんなキャッチコピー:「こんなピュアな男にはもう会えない」
次回のブログエントリーでは僕の「印象訳」を付け加えた30項目の即興文の諸要点を紹介します。
Seeya!
Bubbly Liquid Homepage
Bubbly Liquid MySpace

ジャック・ケルアックの本を読むと、無性に行動を起こしたくなる。しかも今すぐに。光陰矢の如し。「のんびりとコーヒーすすりながら本なんて読んでいていいのか」と自問してしまう。心地よいカウチから腰をあげて、とにかく外へ出ろ。行き先はお前が行く所が行く先々になっていくんだから、前もってどこに行こうか検討する前にバックパックに最小限の荷物を詰め込んで旅に出るんだ。時間とカーチェイスするんだ。
「ケルアックの本には心を駆り立て、行動を起こさせる何かがある。それは世代を越えて今でも引き継がれている。」というような文章を最近読んだ本、ケルアック自身のインタビューや当時を回想する仲間たちのインタビューで構成されている「ケルアック」伝記に書いてあったような気がする。ケルアックの著書「路上」、「荒涼天使たち」、「孤独な旅人」、「地下街の人々」、「ビッグ・サー」に触れ、彼をより詳しく知りたいと思ったあなたは下のリンク先や自伝をチェックしてみてはいかがでしょうか。
さてウィキペデアの英語版のページには非常に興味深いリストが掲載されています。それは30の項目からなる「即興文の諸要点」といい、当時、アレン・ギンズバーグやビートの仲間たちから、「いったいどうやったら、まるで深層心理から来ているような流れる自由な即興文が書けるんだ、その方法を俺達にもまじ正確におしえてくれよ、ジャックさん。」というようなことをたびたび質問されたジャックは、革新的な南部の大学の機関誌「ブラック・マウンテン・レヴュー」に「即興文の諸要点」としてその方法論を30項目にして発表しました。ケルアックの論旨はありきたりな文章作法にスパイスを加えてオリジナルテイストを探求することだったと思うのですが、奔流のような「意識の流れ」めいた悪文を擁護するものというような批判的なレビューもあったようです。「ティファニーで朝食を」等で知られるアメリカ小説家 Truman Capote (トルーマン・カポーティ) はジャックのスタイルを「あんなもんはライティングじゃなくてタイピングだ」と揶揄しました。ジャックのモットーには“first-thought = best thought” (一番最初の考えが一番最高の考え) があったようですが、実際には出版契約に結びつけるために、即興で書かれた文章に何度も修正やアレンジが加えられていたようだという人もいます。そしてその文章構成スタイルの頂点を極めたのが「路上」であり、この本により「ビートの王様」「ヒッピーの父」等の称号を受け、アメリカ文学史に残る傑作として現在でも世界中で愛し読まれているのです。
"The only people for me are the mad ones, the ones who are mad to live, mad to talk, mad to be saved, desirous of everything at the same time, the ones who never yawn or say a commonplace thing, but burn, burn, burn, like fabulous yellow Roman candles exploding like spiders across the stars.."
― From Kerouac's famous novel "On The Road" which demonstrates his beautiful use of imagery in a beat style.
“俺にとっての唯一の仲間ってのはテンパって気狂いぎみなやつらなんだ、生きることに懸命で、話すことに懸命で、救われることに懸命で、すべてのことを一度に切望して、絶対にあくびしたりありきたりなこと言ったりしない連中のことなんだ、燃えて燃えて燃えまくってる、まっきっ黄色のちょーすげーローマンエンパイアのロウソクが星々中にクモの巣張り巡らした蜘蛛みたく爆発しちまってるやつらのことなんだ・・・”
― ケルアックの有名な小説「路上」からビートスタイルの美しい心像を示す一節
(Impression-Translation by Dice-K, 2007)
参照先:
-Wikipedia
Jack Kerouac English Page: http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_kerouac
-「ケルアック」 著者:バリー・ギフォード、ローレンス・リー
「Jack’s Book: An Oral Biography of Jack Kerouac」
by Barry Gifford and Lawrence Lee, 1994
本の帯にはこんなキャッチコピー:「こんなピュアな男にはもう会えない」
次回のブログエントリーでは僕の「印象訳」を付け加えた30項目の即興文の諸要点を紹介します。
Seeya!
Bubbly Liquid Homepage
Bubbly Liquid MySpace

| ホーム |


